大阪シニア自然カレッジ

11期生1月18日講座報告

開催日2017年1月18日(水) 晴れ
講座名春の里山観察とお粥作り
講師田淵 武夫先生(富田林の自然を守る会代表)
場所滝谷、奥の谷(富田林市)

3日前の寒気流れ込む天候を思えば、今日は野外活動には有り難いほどの天候に恵まれました。と言っても奥の谷(富田林彼方)には氷が張り、5cm前後の霜柱が、身震いする朝を迎えたことがわかります。

午前は恒例の七草粥と小豆粥作りです。まずは春の七草摘みです。先生から頂いた『これぞ!春の七草』の資料を見ながら、あぜ道を歩き、聞き込みをしながら、七草を探し求めるものの、春の七草の名前がいくら言えても、七草そのものを摘むことができませんでした。

皆で摘んできた七草らしきものを田淵先生が同定します。「これは仏の座(コオニタビラコ)ではないです。タネツケバナですね。」「こちらはキツネノボタン(キンポウゲ科)で春になると、きれいな黄色い花が咲きますが、有毒だから、食べられません。」「これはヨモギ、でも七草じゃないなぁ。」セリとハコベはたくさん摘むことができ、スズナとスズシロは畑から戴きましたが、結局、ナズナとゴギョウ(ハハコグサ)は見つけることができませんでした。

OKが出た野草を早速、女性チームで調理して、羽釜二つに自然色豊かな七草粥もどきと小豆粥(茹で小豆持参)が出来上がりました。奥の谷の里は立食パーティー会場に変わり、お漬けもの、お豆、佃煮、ひじき、梅干し、おひたしなど各自持参した実に素敵なおかずに湯気の立つお椀を持ち、ワイワイガヤガヤと、とてもリッチで家族的なランチタイムとなりました。これで1年間、健康に過ごせること間違いなしです。

午後は田淵先生に奥の谷の裏山を案内していただきながら、里山保全について学びました。尾根を歩きながら、左右の斜面(保全に取り組んでいる側としていない側)を見比べました。その違いは明白です。「このまま、人の手が入らないで森が遷移していくと、最終的には社寺林(鎮守の森)のように照葉樹で覆われ、または竹林の進行が早まり、コナラなどの落葉樹は枯れ、緑のない林床となり、小動物が生息しにくい森になるだろう。また化学燃料の普及や大量の輸入材で各地の人工林間伐が放棄されていることも大きな問題です。」と今後の里山を案ずる話もありましたが、シニアカレッジの里山部会の方をはじめ多くの里山グループの活動を知ることもできました。

間伐された杉林に出ると木漏れ日がさし込み、シダ類やササユリを目にしました。炭焼き小屋(竹炭)、薪、棚田、カブトムシの館、ソーラーパネル、バイオトイレ、自然水利用、たき火など自然の恵みを享受している里山でゆったりと過ごすことができました。まだ寒さは続きそうですが、小川沿いに白梅?の花を見つけましたよ。“梅一輪いちりんほどの暖かさ(服部嵐雪)”(活動報告書作成2班)

お粥のお供 集合!
お椀と箸 楽しみです
竹炭が出来ます
間伐された杉林 木漏れ日が