大阪シニア自然カレッジ

16期生7月26日講座報告

開催日2023年7月26日(水) 晴れ
講座名ビオトープ入門
講師木村 進先生(大阪自然環境保全協会理事)
場所泉北高校

泉北高校に到着して少し汗が引いたところでまずビオトープ池で生き物の採集をおこなった。背景にはコナラやシリブカガシ、水辺ではアカメヤナギの木、オオミクリやヨシ、ツルヨシ、ジュズダマなどが茂る水たまりのような池でじっと目を凝らし生き物を探した。慣れてくると大胆に網を使ってヨシノボリやトンボのヤゴ、アメンボ、ヌマガエルを採ることができた。植栽した植物以外にも自然に環境に合う植物が現れたり水鳥に運ばれてきたと思われる水草が増えているという話があった。

冷房の効いた実験室に戻りプランクトンの講義の後、前もって準備していただいたプランクトンを顕微鏡で観察した。試料に合わせて倍率を調整したり接眼レンズを通して写真を撮ったり集中して楽しんだ。また、ビオトープ池で採集した試料も検鏡し微小な生き物を見つける事ができた。小さな池でも多様な生き物が生息していることがよくわかった。

午後は、学校ビオトープ池の造成と管理についての座学。ビオトープについての考え方、造成のプロセス、完成後の長年の調査やそのデーター蓄積について興味深い話が聞けた。生態系を底辺で支える植物性プランクトンの話から発展しビオトープ池という人工の生息環境を作ることでそこにも地域に生息する生物との繋がりができ自然環境を豊かにする事ができる事を教えていただいた。話題が植物、昆虫、両生類など幅広く楽しい講座となった。(E.H)