大阪シニア自然カレッジ

18期生 10月29日講座報告

開催日2025年10月29日(水) 晴れ
講座名里山保全と生物多様性
講師田淵武夫・上角敦彦・楠本孝一・柴山朗生先生(富田林の自然を守る会)
場所奥の谷 (富田林市彼方)

 奥の谷は富田林の滝谷不動尊近くに有り、「富田林の自然を守る会」の皆さんが保全活動をされている所だ。車道から脇道に入り水路沿いに歩くと、小さな建物とテントを張った場所が見えてくる。此処を拠点に作業をされている。
 今日はこのテントの下での座学から始まった。頂いた資料と設置された映像を見ながら、生物多様性・里山の成り立ち・奥の谷での里山の現状と保全活動などを田淵先生から詳しく学ぶ。ここ奥の谷の里山林は、竹林の間伐や枯竹の除去・杉や檜などの人工林の間伐や枝打ち・ヒサカキなどの照葉樹の小低木の伐採などの管理を行っているそうだ。

 昼食後は、学んだ里山林の現状の見学を目的に山歩きに出る。安全のためのヘルメット、マダニよけのスパッツを装着。先生が列の前と後ろについて頂き歩き出す。先ずは間伐されている竹林を見て、先を登っていくと道の反対側には未間伐で荒れた竹林が目に入った。うっそうとして暗い!尾根道沿いにはヒサカキなどの伐採で明るくなった場所を見ると、下草が生えて緑いっぱいで美しい!その違いは大きいなと思いつつ、杉と檜の人工林を下りテントまで帰り着いた。山歩きを頑張ったご褒美にテント下でのコーヒータイム。聞こえるのは鳥の声と風の音・・・自然は素晴らしい! 保全活動の大切さを実感した一日だった。   (Y.S) 

屋外での座学は気持ちいい!
上:間伐が終わった竹林   下:未間伐の竹林
尾根道で見つけたキノコ ヒラタケかな??
間伐された檜の人工林 光が入って下草の緑が美しい!
コーヒータイム! 温かくてほっとしました。