| 開催日 | 2017年4月19日(水) 晴れのち曇り |
| 講座名 | 鵜殿の植物観察 |
| 講師 | 伊藤 修身先生(鵜殿ヨシ原研究所) |
| 場所 | 高槻市 鵜殿 |
二日前の雨も上がり、自然観察日和となった。伊藤先生から説明を受ける。
鵜殿は、木津川、宇治川、桂川の三川合流地点から約3㎞下流にある、長さ2.5㎞面積75haの湿地。淀川の中で最大級のヨシ群生地です。しかし、1970年代の淀川改修工事で水位が下がり、ヨシ群落は衰退。そのため、導水路を設け、本流から水を汲み上げてヨシの回復を図っているとの事河川敷に降りると、2月末に行われたヨシ原焼の後に、ヨシやオギが芽生えていた。
ヨシとオギとセイタカヨシ、三つの違いをしっかりと教わる。足下の草花を見ながらのんびり歩く。黄色い花をつけたノウルシが、導水路に沿って続いている。絶滅危惧種のトネハナヤスリが、へらのような葉を出しているのを発見し、嬉しくなる。ヨシの天敵カナムグラやゴキヅルはいたる所に生えてきている。ハタネズミの穴もあちこちで見られた。河川敷の鉄塔付近で昼食。目の前にはセイヨウカラシナのお花畑。皆お弁当もそこそこに、夕食用の花摘みに夢中。
午後は青空教室で鵜殿の猛禽類について先生お手製のパネルを使って、お話を聞く。すぐそこにいるようなウグイスの鳴き声や、ダイサギが群れをなして飛んでいるのも、面白い光景だった。また、雅楽の楽器、篳篥(ひちりき)の蘆舌(リード)として最高の品質を誇るヨシが生えている場所のすぐ横を、新名神高速道路が通ることになり、橋脚の建設が始まっていた。ヨシや周辺の自然環境に与える影響が心配だ。河川敷から見る空は広く、30㎝位に育ったヨシやオギの葉をそよがせながら、風が吹き抜けていく。
こんな機会がなければ、鵜殿を訪れることはなかったと、とても得をしたような気分になった。(活動報告1班)

水をヨシに近づける


