| 開催日 | 2019年10月16日(水) 晴れ |
| 講座名 | 粘菌の観察 |
| 講師 | 川上 新一先生(和歌山県立自然博物館 学芸員) |
| 場所 | 堺自然ふれあいの森(堺市) |
大阪シニア自然カレッジとしては初めての粘菌講座。
午前中、座学でスライドを見ながら、粘菌について易しく解説していただいたが、中々アカデミックな内容であった。粘菌はかつて別名変形菌とも言い「菌」と言う名前が付けられているが菌類でも動物でも植物でもなく、アメーバ動物の一種とされている。粘菌はキノコや苔と同じく胞子で子孫を残します。飛散した胞子がピッタリの条件の場所に着地すると中からアメーバが生まれる(細菌アメーバと言う)。で、アメーバは餌(バクテリア等)を食べてどんどん大きく成長し、機が熟すると、きのこのような子実体になる。
粘菌は一生のうちアメーバのような動物的な時期が有れば、キノコのような菌類的な時期もある。粘菌は核がたくさんあって分裂して増えるが細胞質が分かれない為、細胞としては1つ(単細胞)で、1時間に数ミリ~数センチ動く。
午後は室内で粘菌の見本を観察した後、全員が「粘菌を見つけてよう」と元気いっぱいにフィールドワークへと出かける。先生から探すポイントを聞き腐朽木、腐葉土、生木樹皮を沢山の眼が凝視するがなかなか発見の歓声が起こらない、しばらくして先生「これはどうですか?」の声、「これはキノコ類ですね」「これは菌類ですね」となかなか見つけることができない。ついに「おめでとう!」の先生の声に歓声が沸き、最終的にみんなで4種を見つけることができた。
最後に顕微鏡で「ウツボホコリ」の色の鮮やかさ、「シロウツボホコリ」のつくしの様な可愛い形状、「ツヤエリホコリ」の愛らしい胞子を見て感動の声があがった。日常に見過ごしている小さな世界の美しさと神秘さに触れた一日だった。(3班作成)



