大阪シニア自然カレッジ

13期生5月14日、15日講座報告

開催日2019年5月14日(火)曇り時々雨、15日(水)晴れ
講座名芦生の森自然観察
講師福本 繁先生・鈴木 直道先生(ネイチャーガイド)
場所美山かやぶきの里
京都大学フィールド科学教育研究センター森林ステーション芦生研究林(京都府南丹市美山町)

美山と芦生の森へ初めての一泊研修でした。

バスに乗り三時間程で美山かやぶきの里に到着です。雨も止み、素朴で昔懐かしい茅葺屋根ののどかな風景に癒されながら散策しました。丁度、茅葺屋根の葺き替え作業を見ることもでき、先人たちの技術や知恵を伝え、この日本の原風景を保ち続けて欲しいと思いました。芦生山の家ではネイチャーガイドの方から芦生研究林の解説を聞き、その後は、楽しい食事と親睦会です。

次の日は長治谷までマイクロバスで行き、ネイチャーガイドさん2人に引率され、原生林芦生の森、杉尾峠を目指しトレッキングツアー開始です。途中、大カツラの保存木を観察。オオルリなどの野鳥の声を気持ちよく聴き、ブナやトチの大木、ウスズミザクラ、ハウチワカエデなどの林を歩きました。鹿の食害は深刻で、笹などは消え、鹿が好まないバイケイソウなどが目立ち、そのうえ倒木更新で芽生えた幼木までも食べられていました。モリアオガエルの池では産卵を待つイモリがのんびりと泳ぐ様にクマの冬眠用の大きな穴が開いたトチの木に微笑みました。

芦生杉は雪の重みに耐えられるよう柔らかくて粘り強く、過酷な環境で生き抜く植物の知恵に感心しました。由良川の源流を辿り杉尾峠から日本海が見え冠島、毛島など眺めました。現在、京都大学の研究原生林として管理され、珍しい植物や動物、昆虫などたくさんの生態系が存在し、あまりにも広くて深く、緑で覆われた芦生の森の中での大自然を満喫するトレッキングは貴重で大変素晴らしい体験になりました (1班作成)

ちょうど雨も止み、美山かやぶきの里をのんびりと見学。
たくさんの着生木と共に暮らす威厳のある大カツラの保存木の前で撮影。
いよいよ、長治谷からトレッキングスタート!綺麗な空です。
ここは昔、木地師(椀や盆などの木工品を作る人)が住みかとしていた所で、ろくろやお墓のあとがあります。
モリアオガエルの池。産卵を待つイモリがたくさん泳いでいます。手前にバイケイソウが咲いています。
杉尾峠を目指しラストスパートです。