大阪シニア自然カレッジ

7期生5月29日、30日講座報告

開催日2013年5月29日(水)、30日(木)
講座名芦生の森・ネイチャーガイドハイキング
講師ネイチャーガイド 三船氏、高御堂氏
場所京都府美山町、京都大学フィールド科学教育センター森林ステーション、芦生研究林

晴れが続いていたのに一転して入梅、いつ降ってきてもおかしくない空を見上げつつ出発。昼前に美山町自然文化村内河鹿荘に到着、昼食後、いつもガイドをお願いしている三船氏と高御堂氏とバスに乗り込み1日目のコース トロッコ道へ。この時期、若葉の緑と樹々の白い花が美しい。ミズキ、ヤマボウシ、ホウ、トチ、タニウツギ、サワフタギ、ヤブデマリ、ナナカマドetc.そこに紫のフジがからむ。托卵する鳥のホトトギス、ジューイチ、ツツドリの声も聴けた。なぜ他の鳥の巣に卵を産むのか?それは体温が低いため自分で温めても孵らないそうだ、納得!4時間ほどの山歩きを楽しみ宿に戻り入浴。夕食後の懇親会もゆっくり、心ゆくまで?楽しんだ。

2日目は640mの長治谷作業所から途中木地師家跡、芦生杉の大木、モリアオガエルの産卵池などをめぐり、由良川の源流を確かめ、765mの杉尾峠まで、少し標高の高い所を歩く。1日目は何とかもった空も2日目は降り出していて完全武装で出発。バスの中から見た下谷の大カツラは長い年月の間に15種もの他の木が着床して生長しているという。長治谷作業所に着くと木のてっぺんからオオルリが美しい声で迎えてくれた。いよいよ雨の森の中へ。ブナの大木の表面を川のように流れ落ちる樹幹流。日本固有種で天然記念物のモリアオガエルも雨の為か産卵の為、木に登っていくものや道端でもうろうろしているものもいて、全員しっかり見ることができた。途中、突然のくさい臭いに三船ガイドが声を上げる。「キイロスッポンタケだ!!」10メートルほど離れたところで群生?しているのが見えた。かなり珍しく命は1日という。それでどれもクニャッとなっていたのか。それにしてもすごい臭いだ。雨が落ち葉を濡らし水が滴る由良川の源流を確かめ杉尾峠を越えて急な坂道を下るとバスが待っていてくれた。雨のお陰で出会えたものもあり森は生きているを実感した2日間だった。宿舎に戻り、帰途珍しいベニハナヤマシャクヤクの保全地を見学して予定通り18時半に帰着した。 

トロッコ道を歩く
芦生杉の伏条更新(接地した枝から根が出る)の説明を受ける
2日目、杉尾峠への道を行く
研究林らしく時にはこんなものも見ます。(これは野生蘭の芽だしの温度の測定らしい)
トチ(橡)の花
おしべが鼻で象の顔に見えるかな?
モリアオガエルの卵塊と藤の花
モリアオガエル
木登りのため指の先に吸盤が見える
アシウテンナンショウ(葉より下に花がつく)
キイロスッポンタケ
キイロスッポンタケの袋、ここから出てくる
ベニハナヤマシャクヤク
河鹿荘の前で全員集合