大阪シニア自然カレッジ

13期生6月19日講座報告

開催日2019年6月19日(水) 晴れ
講座名午前:深泥池の自然と保全活動の現状、午後:京都府立植物園見学
講師竹門 康弘先生(京都大学准教授)、鈴江先生(植物園協力会)
場所京都深泥池、京都府立植物園(京都市)

本日は日差しが強く蒸し暑い中にもかかわらず、先生は胴まである防水ズボンを履かれ、深泥池について熱く説明されました。深泥池は、京都盆地の北にある周囲1.5km、面積9haの小さな池です。この池には,西日本の平坦地では珍しい浮島があります。氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物、昆虫、魚類、野鳥等がいます。この池の水生植物群落を保護するため,昭和2年に国の天然記念物に指定され、昭和63年には生物群集全体が対象になりました。

驚いたのはトンボの多さ(60種)で、先生の頭にも長くトンボが休憩。池を覆いつくすほどのジュンサイの葉が池面と空気とを触れさせず、水中が酸欠状態となる。先生がその場で水中の溶存酸素濃度を測定すると、0.07%でほぼ酸素なしの状態だった。ただ、この7月末には計画的にジュウサイを除去する計画があるということで一安心。天然記念物なので手を出せないということもありますが、やはり人の手によって保全していくことの大切さを理解できました。

午後は京都府立植物園へ移動し昼食タイム。ボランティアガイドの方に甲子園球場6個分あるという園内の中から珍しい樹木植物を案内していただきました。トケイソウは個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことからトケイソウ(時計草)の名があり、特徴的な造形美のある美しい花で魅力のある熱帯植物でした。限りある時間で園内を回るにはあまりにも時間が短く、最後にきれいな花、今最盛期のアジサイを見て植物観察が終了となりました。(2班作成)

食虫植物でプランクトンなどを補食する“タヌキモ”。興味津々で触ってみます。
水面を覆う“ジュンサイ”と浮島。美味しいとあの北大路魯山人も認めたジュンサイ。今は天然記念物の為、誰も食すことが出来ない。残念!
バクチノキ
博打に負けてハダカになったと例えられる。樹皮が剥がれ赤褐色になり、痛々しい!