| 開催日 | 2018年6月6日(水)雨、7日(木)晴れ |
| 講座名 | 芦生の森一泊研修 |
| 講師 | ネイチャーガイド 福本氏、鈴木氏 |
| 場所 | 京都大学フィールド科学教育研究センター森林ステーション芦生研究林 |
初めての一泊研修、JR京都大阪間不通の為予定より1時間遅れて園部駅に到着。
美山かやぶきの里見学へ、雨の為早々に切り上げ宿舎山の家へ向かう。食事前に福本ガイドより芦生研究林の説明を受ける。7日は雨を心配したが素晴らしい青空。
朝食前1時間ほど宿舎近辺を福本ガイドの案内で散策をする。ササユリ、コアジサイ、ウツギなどが咲いていて、岩を上っているモリアオガエルを見つける。鹿が竹の子を食べて新しい竹が育たず古い竹のみとなり芦生ではいずれ竹はなくなるだろうと話されていた。
上谷・杉尾峠コースに出発。ヤマザクラなど着床しているカツラの保存木の大きさに圧倒され出発点の長治谷作業所へ。天然杉の生育を促すため広葉樹の巻枯らしを行った長治谷保存林が見える。オオルリ、アカショウビンの鳴き声を聞きながら、いくつかの流れを渡りサワグルミ、トチの木、ブナなどの大木、クマハギされた杉に出会う。伏状更新している芦生杉、葉が下を向いているのは雪の多さに対応するため。モリアオガエルの卵塊も見られた。今の時期はイワガラミ、オオバアサガラ、ツルアジサイ、ヤマボウシなど緑のなかで目立つよう白い花がほとんどで数年ぶりにハクウンボクの花がよく咲いたとの事。ギンリョウソウ、ショウキランも咲いていた。
2000年頃から鹿の食害がひどく、豊かな植生であった芦生の森は笹など消え、鹿の食べないオオバアサガラ、シダ、バイケイソウなどの植物が目立つ。倒木更新で芽生えた幼木が食べられ森の再生ができない、下草がなくなった為雨で土が流されるなど被害は深刻。柵で囲った研究用の鹿の忌避地があった。囲いの中は豊かな植生となっていた。
1921年に設定された地上権が2020年に切れる。今後どのように変わっていくのか、豊かに再生された植生に会うことが出来るよう願いながら芦生を後にした。




