大阪シニア自然カレッジ

10期生2月10日講座報告

開催日2016年2月10日(水) 晴れ
講座名地球環境問題と私達の未来
講師巌 圭介先生(桃山学院大学社会学部教授 進化生物学・環境教育)
場所堺市立栂文化会館

富山湾の冬の味覚‘氷見寒ブリ‘は、全く不漁だったそうだ。これからシーズンを迎えるホタルイカは例年通り獲れるだろうか。海水温との関係が取り沙汰されている。地球温暖化と関係あるかも!地球温暖化はウソなどとする話題もテレビで取り上げられているが、私達は日々の生活の中で、気象に、動植物の生態に、今までと違う環境の異変を感じている。

巌先生はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータを基に近年における平均気温の上昇、氷の減少、海の酸性化の事実を示された。温暖化ガスとして知られるCO2は産業革命以降増え続けている。このまま対策を何も施さなければ100年後には海面が45~82cm上昇、気温は4℃近く上昇するそうである。何かしなければならない。私達が生活の中で排出するCO2量は全体から見れば10%程度、産業・業務・運輸等の生産、流通活動からの排出が大きい。しかし私達は自然エネルギーの利用、断熱、節電など自分でできることを考え、実践しなければならない。

午後は太陽エネルギーによるクッキングの試み。太陽は時々雲の陰に隠れる。空を見上げながら、’雲よ退いて‘と祈る。ようやく太陽が顔を見せた。ソーラークッカーに反射し、まぶしい。装置中央に手を置くと、暖かさが伝わる。さあ、卵を割って、目玉焼きを作ろう!随分以前に砂漠でオイル缶の上に卵を割り、目玉焼きを作るコマーシャルを見たことがある。砂漠はなんと暑いと思ったが、日本の、しかも冬の季節に、太陽の光りを集めれば目玉焼きができるんだ!!何事にも好奇心一杯のカレッジ受講生の中には、家でやってみようという人がいるに違いない。

地球環境問題への関心は強い。多数の体験受講生を迎え、活発な質疑があった。
太陽熱の大部分がCO2など温室効果ガスによって地上に戻され温度が上昇。大阪ガス科学館(講座:エネルギー有効活用)でのCO2温暖化実験で実感した!
いろいろなソーラークッカー。太陽光を熱エネルギーに変換。熱に変えるには表面が黒いことが必要
ガスレンジを保護するアルミパネルを用いて、ソーラークッカーを簡単に自作できる。円錐形の形を作り、箸をクリップで留めるとできあがり。中心に手を入れてみると暖かい
パラボラ型クッカーで目玉焼きを調理。クッカーは太陽光に向け、黒いフライパンに卵を割り入れ、ふたをして待つ。めでたく完成。
塩をかけて・・・味見。なかなかの味。エコライフの一歩。